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空白の叫び 著者:貫井 徳郎


≪採点(読むなび!参照)≫
合計:89点 採点内訳へ



≪梗概≫
「普通の中学生」がなぜ殺人者になったのか?
久藤美也は自分の容姿や頭脳が凡庸なことを嫌悪している。頭脳は明晰、経済的にも容姿にも恵まれている葛城拓馬だが、決して奢ることもなく常に冷静で淡々としている。神原尚彦は両親との縁が薄く、自分の境遇を不公平と感じている。世の中への違和感を抱え、彼らは何を思い、どんな行動に出るのか―やがて殺人者になる三人の心の軌跡をたどった戦慄のクライム・ノベル。







≪テーマ0:読む前の印象は↓でした≫
まず、この分量にちょっと引き気味&前作『愚行録』がちょっと外れ気味だったので、読むのに躊躇有り・・・但し、貫井徳郎作品だったので・・・




≪テーマ1:物語の核(トリック、設定他)を語ります!≫
面白かったです!2日間ほぼ夜の時間の全てを使って、眠気も忘れて、一気に読んじゃいました!反面、とても重いテーマの本でした!静かな叫び・・・誠実さと醜悪さがうまく折りなって、凄い世界を読ませてくれ大満足でした!東野圭吾さんの『白夜行』『幻夜』を思い出す作品でした!
↓以下、ネタバレ反転
三人の主人公が絶妙でした!前半最低な久藤が徐々に再生して、後半は良い人間になっていく。葛城は常に無我の境地で悩みつつ、ちょっと変なところがあっても、全体的に好感がもてる存在。逆に、前半良い人間だった神原が、後半最低な人間へと堕ちていく。この絡みが何とも言えないテンポと世界を創っていたので、読書に没頭できました!



≪テーマ2:この場面で、私は泣いた、笑った、驚いた!≫
一番印象的なシーン!
↓以下、ネタバレ反転
お経を唱える久藤・・・それを横で聴く葛城・・・中学生とは思えない達観っぷり!



≪テーマ3:気になったポイントにつっこみます!≫
最後までわからなかったこと!
↓以下、ネタバレ反転
久藤と葛城は三人称なのに、神原だけ何故『僕』と一人称だったのでしょうか?・・・この部分に何か仕掛けがあるのかな、と思って読んでいたのですが、最後に死んだこと以外は、何も無かったような・・・作者の気まぐれ?・・・確かに、後半の神原の嫌味な性格への変化は一人称の方が伝わりやすかったけれど・・・もしかして・・・神原だけ、他の二人とは違う種類の人間ってことを示唆しているってことでしょうか!(勝手に解釈して自分なりに納得しました)
個人的なちょっとした不満点!
↓以下、ネタバレ反転
『銀行強盗』という言葉が出てきた時、現実離れしていたところの物語のはずが、読んでいる手が一瞬止まりました・・・ちょっとだけしっくりこない瞬間・・・でも、その後の嵌められる展開を考えると、この部分も面白かったので、結果満足しています



≪テーマ4:登場人物に関して物申す!≫
全ての登場人物たちに意味があり、そして、奥深さがあり、さすが貫井徳郎作品といった感じです!
しっくりこなかった登場人物は、
↓以下、ネタバレ反転
「彩」・・・葛城琢馬の心を癒した時の頭の良さが、後半完全に消えています・・・そんな女性が簡単にネズミ講にひっかかるでしょうか・・・・・・引っかかるのかもしれませんね・・・怖いですね・・・



≪テーマ5:書き残したこと・・・≫
久しぶりにこれだけのボリュームの小説を読みましたが、読後の余韻もその分かなりありました!面白い物語はどれだけ長くても飽きずに読めますね!
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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この記事に対するコメント
TBありがとうございます。
TBありがとうございました!とても重いですが、貫井さんのリーダビリティが存分に味わえる力作でしたね。神原の一人称は、私としては他の二人との差別化だと思いました。彼だけが人を殺したことを契機に、どんどん人間の心を失って行き、ラストも因果応報という結末を与えられているので。少年犯罪の怖ろしさをひしひしと感じた作品でした。
【2006/10/08 22:37】 URL | べる #- [ 編集]

TBありがとうございました
こちらのblogにコメント&TBをいただきありがとうございました。

この作家の本は初めて読んだのですが、内容的にもテーマ的にもボリュームがあって、読んでいて圧倒されました。
三人の主人公も、いわゆるキレる少年というステレオタイプではなくて、それぞれ個性的に描かれていたのが印象的でした。

KOROさんのblogではほかにもたくさん本を扱ってらっしゃいますね!
あまり小説には詳しくないので、今度本を選ぶときはここのレビューを参考にさせていただきますね。
【2006/10/08 23:10】 URL | preterite #HMWbXHWA [ 編集]


KOROさん、
本当に「白夜行」「幻夜」を彷彿させるような…。
私は葛城ファンだったので、あの彼女が嫌いでした。なぜ葛城が惹かれたのか…ちょっと疑問(いじわるな見方かな…)。
【2006/10/09 02:05】 URL | uririn #- [ 編集]


彩の変容には彼女の実直さ生真面目さが裏目に出たように感じました。
彼女は正しいことを正しいと言える強さはあるのでしょう。
しかし潔癖であるがゆえに脆いというように思いました。
そういう意味では英理の方が清濁併せ呑むことができ、きちんと受け止められている。
この二人の対照的な面はとても興味深くよくできてると感じました。



【2006/10/09 14:49】 URL | たまねぎ #sSHoJftA [ 編集]


>べるさん
おそるべし神原少年・・・って感じですね。
>preteriteさん
貫井徳郎作品はどれも面白いですよ!他のも読んでみてください。
>uririnさん
私も完全に葛城びいきで読んでいました
>たまねぎさん
この二人も対照的ですよね・・・中学生ながら・・・いろんな人間関係が・・・楽しめましたね!
【2006/10/16 23:42】 URL | KORO #- [ 編集]

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『空白の叫び』貫井徳郎

空白の叫び 上空白の叫び 下貫井 徳郎 2006年 小学館 上 P.582  下 P.572★★★★★なぜこんなことになってしまったのか、原因がよくわからない。どこで選択を誤ってこのような事態になってしまったのか、いくら考えても思いつかなかった。ただわかるの ほんだらけ【2006/10/09 01:05】

空白の叫び  貫井徳郎

まず最初に、この物語は二○○○年の少年法改正以前を舞台にしています。これは本の冒頭に書かれている一文でもありますが、この作品において大前提になるのでここにも記しておくべきだと思いました。では6年前の少年法改正によって何が変化したのか。最も大きな違.... 今更なんですがの本の話【2006/10/09 14:19】

(書評)空白の叫び

著者:貫井徳郎 空白の叫び 上価格:¥ 1,785(税込)発売日:2006-08 たこの感想文【2006/10/09 15:14】
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